アンカー・シップ・パートナーズ(株)よりご寄付をいただきました。

日本の船舶投資ファンドの先駆け、アンカー・シップ・パートナーズ株式会社より、この度ウルシネクストの活動にご寄付をいただきました。その御礼に、 4月21日、専務理事の佐々木と理事の中根の2名で、同社を表敬訪問してきました。

同社は、2007年に「日本の海運業界に金融ノウハウを用いた船舶保有手法を」との想いで設立されたベンチャー企業。最先端の船舶金融で海運業界に新たなソリューションを提供される一方で、日本が世界に誇る伝統文化や伝統工芸の魅力の発信に、大変熱心に取り組まれています。

読売新聞グループ本社と連携協定を結ばれている、伝統文化振興プロジェクト「Action! 伝統文化」や、最高品質の工芸作品を取り扱うオンラインギャラリー、工芸作品取引の活性化によって伝統作品・技術を未来に繋げる新たなインフラ「ARTerraceプラットフォーム」の運営(注)など、その取り組みは多岐にわたります。

(注)「ARTerraceプラットフォーム」は、日本の伝統工芸品の価値を高め、その美しさを世界に広めることを使命として設立された株式会社ARTerraceによって運営されています。

https://arterrace.jp/jp

同社はまた、日本を代表する豪華客船「飛鳥クルーズ」を保有・運航する郵船クルーズ株式会社の株主でもあります。「飛鳥Ⅱ」では、人間国宝18名を含む50名以上の作家の伝統工芸作品を船上に展示するという、世界で唯一の船上の常設展を実現しています。今年7月20日就航予定の「飛鳥Ⅲ」も同様です。伝統工芸を初めとするアートや日本各地の地域の魅力など、日本の誇りを船に乗せて旅をする「文化を発信する船」として、これから日本中、世界中を回る計画とのことです。

今年7月20日に就航予定の「飛鳥Ⅲ」。初代「飛鳥」以来、34年振りの新造客船。

(左)「飛鳥クルーズ✕日本工芸会」船上常設展カタログ
(右)7月20日就航予定の「飛鳥Ⅲ」コンセプトブック

https://www.asukacruise.co.jp/digitalpamphlet/conceptbook_ASUKA3/#target/page_no=1

今回の同社による寄付は、伝統文化の継承に寄与する活動を行っている団体を支援する取り組みの一環です。大変光栄なことに、支援団体の一つにウルシネクストが選ばれ、ご寄付をいただくことになりました。

表敬訪問の当日は、篠田社長初め、役員やご担当の皆さまに、この度のご寄付への感謝の意をお伝えしました。その後、寄付金の活用を予定している、福島県飯舘村や神奈川県秦野市のウルシ畑についての説明や、双方の事業・活動に関する情報交換、今後の連携の可能性など、広く意見交換を行いました。

大変有意義な訪問の機会をいただき、心より感謝申し上げます。

ご寄付の活用を予定している福島県飯舘村のウルシ畑

ご寄付の活用を予定している神奈川県秦野市のウルシ畑

公益財団法人お金をまわそう基金の助成先団体です

ウルシネクストは内閣府認定の「公益財団法人お金をまわそう基金」の助成先団体です。

日本の歴史、文化、芸術、技術を支えてきた漆を後世に繋げていくための漆の森づくり、地域振興を目指す事業の公益性やその意義に共感いただき、助成いただいております。

お寄せいただいた助成金は、相模漆の復活で国産漆を増やす植栽事業に活用させていただきます。

皆様からのご寄付、ご支援をよろしくお願いします!